週刊 自己顕示欲

執筆→店内決裁→本部決裁というプロセスを経て更新

学生・新社会人に贈る、上司先輩に呆れられない焼肉にまつわる5つのお作法

この記事の分量…約1,200字

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正解の無いことだらけの不確かな世の中ですが、焼肉にはそれに近いものがあるみたいです。

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先日先輩と焼肉に行った際に、あまりに僕がセオリーを知らなさ過ぎてフルボッコにされました。ので、特に学生・新社会人の皆さんは是非これから紹介する5つのポイントを押さえて、陪審員の心証を良く保ち自分自身でもおいしく肉を食べて頂ければ。

 

1.塩系 → タレ系

注文の流れのセオリーとして、味のさっぱりしたものから濃いものへ、ってのがあります。これは最初に濃いものを食べてしまうと薄めの味が消えてしまうため。タン塩が最初に注文されるのはそういうわけで、同様の理由から刺し系のメニューも序盤の方が良いでしょう。

ライスなどの炭水化物系も、頼むのであれば満腹感がまだない序盤がいいかも。握りは〆でもいけます。

 

2.一度に焼く枚数は「人数×1枚」

普通の人は一枚ずつ食べるので。「いいんだよ全部ガーっと焼いちまえば」という人もいるでしょうが、まずは人数×1枚でいくのが無難。片面返した段階までに、トングで配る or 各人好きなタイミングで取っていくかの確認をするとベター。

 

3.取り分ける時は、自分の分は最後に

サラダなどのメニューは当然全員分を取り分けていくんですけど、そこでは自分の分は最後。理由としては、配分をミスった時に自分の分を調整することでリカバーを図れるため。多め少なめの希望も最初に訊いておきましょう。いきなり「俺多めがいい!」などの希望が発生した場合も、自分の分を調節すればオッケー。

 

4.店員さんに「おすすめの食べ方は?」と訊く

手元に数種類のタレ等が用意されている場合、メニューごとにある程度正解に近い食べ方があります。自分の事前リサーチに自信があればいいんですけど、そうじゃない場合は運んできてくれた店員さんに訊いてみるといいのでは。

 

5.最後に「デザートはいかがですか?」の一言を

特にグループに女性がいる場合は、たとえ事前に「あたしもうお腹いっぱい」と言われていたとしても、デザートの確認を取るべきです。

「今月も赤字だわ〜」が「(貯金分を差し引いた収支計画の上では)今月も赤字だわ〜」を意味するのと同様に、「あたしもうお腹いっぱい」は「(デザート分を勘案した場合に)あたしもうお腹(において肉に使えるスペースは)いっぱい」を意味することも多々あるみたいなので、一応訊いてみましょう。

また、訊く時にはメニューは渡さず該当ページを開いてみせて、こんなのとこんなのがありますけど、って言えるといいみたい。

 

 

体育系など環境によっては「そんなの当然じゃん!」って人もいるでしょうが、僕なんかは恥ずかしながらあまり教えてもらう機会が無かったもので、同じような人の役に立てばと書きました。 

上記のルールは一緒に食べに行く人によって変わってくることもありますが、まずはこんな感じでやっておけばいいでしょというものを紹介しました。「気を遣い過ぎたら自分がウマい飯食えねーよ!」と考える人もいるかもしれませんが個人的にはそれはちょっと違うと思ってて、周囲から「お前結構ちゃんとしてるね」って思われながら食う方が多分ウマく感じます。それに大して神経使うほどの気遣いじゃないですし。

知識は身に付けた瞬間から「10年前から知ってましたけど、何か?」みたいに振る舞えばいいと思うので、知らなかった人はまずやってみて下さい。

 

photo by Ken Lee