週刊 自己顕示欲

執筆→店内決裁→本部決裁というプロセスを経て更新

えーマジ専業主婦!?専業主婦が許されるのは90年代までだよねー

この記事の分量...約2,000字

読み終えるまでの時間...約5分

 

そう思いません?

f:id:dirtyjoker:20100116123036j:plain

にったじゅん - Wikipedia

専業主婦志向の女性が増えてる(っぽい)

 経済発展には女性の社会進出が必須、だから企業の皆さんにおきましては積極的に女性を活用しましょうね。管理職登用とか。

などと言われて久しい今日ですが、自分の周囲ベースではあまりその流れは進んでいない模様。むしろ逆に「早く結婚して寿退社したいわー」という声の方が遥かに多く聞こえます。みんな大卒(しかもそれなりに名の知れた大学)の女性です。

 

「大学まで出して結局全然稼がない専業主婦じゃ、ROI考えると残念だなー」と一瞬思ったのですが、そうでもないのかもしれません。

と言うのも、お金の入手方法にはざっくり2通りあって、当然

①自分で稼ぐ(共働き上等!)

②他人からもらう(高収入の旦那、頼んだ!)

となるわけですが、専業主婦はもちろん②の手を使います。で、より多く稼ぐ可能性が高い男性と、より多くの接点を持ちやすいという意味で、それなりの大学に入るというのは理にかなっているからです。

 

また、最近では『ハウスワイフ2.0』なるものが話題になっているようです。概要は以下。(※僕は読んでません)

 

「私たちは会社に使われない新しい生き方を求めている」
----ハーバード、エールなど一流大学を出ていながら
投資銀行、広告代理店、官庁などの職を捨て
続々と主婦になるアメリカの若い世代。

けれども彼女達は、これまでの主婦とはまったく違う。
自分で生き方を選択するハウスワイフ2・0なのだ。すなわち

・会社を選択的に離脱する
・企業社会で燃え尽きた母親の世代を反面教師にする
・田舎生活を楽しみ、ジャムをつくり、編み物をする
・ストレスのある高報酬より、ほっとできる暮らしをする
・ウェブ、SNSを使いワークシェアを利用する
・ブログで発信し、起業する
・家事を夫と分担し余裕をもった子育てをする 

 

 うーん、専業主婦と働く女性のおいしいとこ取りみたいな感じでしょうか。組織に属さないが社会との接点は持ち続ける、趣味もたしなみ子育てもしっかり。

こういった女性が一定数存在するというのは社会の豊かさの証のようにも思えるし、彼女らの消費によって支えられる産業もあるでしょう。

 

 でも、彼女らのリスクは旦那に転嫁されている件

ところで、専業主婦になるというのはイコール失業するということです。これってリスクですよね?

ハウスワイフ2.0にしたって、要はフリーランスになるってことです。これもリスクですよね?

 リスクを取るのが悪いと言う気は毛頭なくて、むしろ皆がそれを恐れずに自分の進みたい道を選べる社会を、僕は望んでいます。

 

リスクマネジメントはこれまた種類があって、

①回避(失業転職怖いから現状維持)

②軽減(次を決めてから退職、副業で売上が見込めそうだから退職)

③受容(どうなろうが構わない、あたしは専業主婦になるんや!)

④転嫁(旦那の稼ぎがあるから、あたしはやりたいことやろう)

 

こんなのが挙げられるわけですが、ここで僕が問題にしたいのは④転嫁です。

自分にはチャレンジしたいことがあって、現職を辞める覚悟もある。でも、嫁が専業主婦で働く気が無い。

これだとキツいじゃないですか。

要は、「家庭に入る」という選択は、旦那の選択肢を奪って成立しているってこと。

もし共働き夫婦だったら、片方が何かリスクを伴う選択(独立、転職etc)をした場合でも、もう片方が支えてあげられる。自分が無収入でも、その他に毎月例えば25万円の収入が確保されていれば、安心感が違います。

出産だって、キャリア志向の女性からしたら大きなリスクですけど、二人で話し合って「年齢の問題もあるし、やっぱり欲しいよね」となれば、女性が再度一線に戻れるよう男性はそれまで全力でサポートすべきです。

専業主婦だって、二人で話し合って合意の上であれば何の問題も無いですけど、結婚する前から「男見付けて仕事やめよー」ってのは違うと思うんです。

 

お母さんみたいには、ならないで欲しい...(男目線)

僕の彼女は、結婚したら家庭に入る気満々でした。というのも、彼女の母親はちょっと箱入りで、大学→結婚→即家庭という、中の上以上の余裕女性層にありがちなキャリアパスを歩んでいたので、彼女自身それが当然なんだと考えていた模様。

(「いや、働こうよ。250万くらい稼いでくれればいいから。9時5時で、いいじゃん、ね?だから今日はこれからちょっとゆっくり出来る場所に行こ?いいじゃん、ね?」という呼びかけの結果、とりあえずは働くという方向で決着しそうです。)

自分たちの母親の世代とは社会情勢がまるで違うし、旦那の収入一本に頼るのだって実はリスキーだし、大体ゆるふわロハスマクロビオティックライフをエンジョイしてる女性の大半は将来自分の子供に同様の環境を提供出来ないでしょ、と思うわけです。

配偶者控除廃止の記事を読んで、書きなぐってみた。

 

 

ハウスワイフ2.0

ハウスワイフ2.0