週刊 自己顕示欲

執筆→店内決裁→本部決裁というプロセスを経て更新

AVにまつわるエトセトラを考えてみました

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結構前にちょっとだけバズったAV(アダルトビデオ)に関するフェルミ推定を改めて考えてみます。(Google先生使用によるデータ引用は一切無し、オール思考実験)

http://www.flickr.com/photos/29465267@N00/147911827

photo by danielito311

テーマ①:「1年間に作られるAV本数は?」 

新作発売本数=レンタルラインナップ×刷新率÷販売中作品網羅率

まず、一般的なレンタルビデオ店のAV本数について考えます。

AVコーナーの棚を高さ170×幅200と仮定。それが12棚位でしょうか。

170cmの棚であれば縦に5段、200cmの幅に対して純粋に作品陳列に使われる(宣伝やジャケット正面配置等を除いた)スペースが75%=150cmといったところ。AV1本の厚みが1.5cmであれば並んでいるAV本数=5段×100本×12棚=6,000本、人気作品は同一作品を複数本並べていると思うので、ユニーク AV数では8掛け4,800本。

コレが5年で全て入れ替わるとすれば、ある年の新作入荷は960本。ここで、レンタルビデオ店に並ぶような大手レーベルと、そうでない中小レーベルとの比を1:9と仮定すると、DVD市場の網羅率は10%であり実際には9,600本の新作が毎年生まれることになります。

加えて最近ではDVDの形を取らずに動画コンテンツを販売するモデルも相当増えてきているため、先ほどと同様にDVD:動画=1:1と置けば、実際には19,200本の新作が誕生すると試算出来ました。

新作発売本数=19,200

 

テーマ②:「1年間にデビューするAV女優総数は?」

デビュー数=総出演経験者数÷AV業界誕生からの年数×補正値(昔に比べて市場拡大、参入障壁下がっているため)

正直この計算はよくわからないのですが、ここではまず総出演経験者数を求めます。

AVの歴史は古く(知らんけど)、VHSが生まれたのが多分40年位前なのでここでは30年とします。30年前に40歳だった人から現在20歳の人まで、つまり20〜70歳の女性の内の数%が総出演経験者になります。

日本の人口120百万人、平均寿命80歳まで全年齢が均等分布していると仮定すると、20〜70歳の女性は120×1/2×5/8=37.5百万人。うち出演経験者を0.5%とすれば18.75万人。これを単純に30年で除すと毎年平均6,250人ですが...

ただ、これはあくまで30年通しての平均であり、AV市場の成長に伴い採用数(=デビュー数)も増える、と考えるのが自然でしょう。過去30年間で、AV市場が平均年率5%の成長を遂げ、デビュー数も同様の割合で増加を続けているとします。

初項(AV女優先駆者)n人、公比(市場成長率)1.05、項数(歴史の長さ)30年の等比数列の総和が18.75万人。これを解くとn=2,822人ですので、直近1年でのデビュー数は2,822×1.05^30=12,196人となります。

直近1年間のAV女優デビュー数=12,196人

 

 

両方ともだいっぶ雑な感じに仕上がりましたが、実際にせいぜい10分しか時間が与えられない面接の場では僕にはこの辺が限界でございます。